春の代表山菜“独活(うど)” ~神経痛・関節リウマチの薬食~
春の代表山菜“独活(うど)”
~神経痛・関節リウマチの薬食~
独活(うど)の旬は冬から春です。
春の養生食としてもとても役立つ効果が多く期待できます。
●独活の葉の食べ方
ほかの葉物野菜に比べ、柔らかくしっとりしたうどの葉は、てんぷらや和え物にしたり、
卵と一緒炒めるとその食感を最大限に味わえます。ほかにも味噌汁やお吸い物に入れると、
山菜独特の香りが広がり季節を感じることができますよ。
●茎の食べ方
うどは茎が少し硬いためゆでて和え物に使うか、煮物にするとおいしく食べれます。
ゆでた独活(うど)を甘めの酢味噌で合えると美味しく食べれます。
春の山菜の菜の花と合えても美味しく食べれます。
◆漢方薬としても使われる“うど”(独活)
漢方薬では、根の部分を使い、生薬名”独活”(ドッカツ)と言います。
性味:辛苦・温
効能:「感冒(風邪)を治し、湿を除き、体を温め、寒(冷え)を散らす。」
特に「関節痛」に使われる、「十味敗毒湯」「独活葛根湯」「疏経活血湯」などの漢方薬に使用されています。
また、入浴剤として、煎液(煎じたエキス)を浴槽に入れると血行が良くなり温まるため、神経痛や冷え症に使われることもあります。
◆薬効としての期待効果
鎮静、鎮痛、抗炎症作用、利尿効果
過敏になった神経を鎮める効果があり、腰痛・股関節痛・膝痛・肉離れなどの鎮痛効果が期待できます。
関節の腫れの治りが早いという効果も期待できます。
むくみや肥満の原因となる老廃物を排泄させる効果も期待できます。
漢方での水毒の排泄、湿邪の排泄にも効果が期待できます。
◆独活“うど”は栄養が豊富!
●疲労回復、免疫力の安定
独活(うど)には「アスパラギン酸」が豊富に含まれています。
アスパラギン酸は不足すると疲れやすく抵抗力が弱まったりします。
また、アンモニアなどの有害物質を体外に排泄し、
神経を守る効果もあると言われています。
●血液循環をよくし、疲労回復に効果
独活(うど)が含んでいる成分の「ジテルペンアルデヒド」は、
血液循環をよくし、疲労回復に効果があるといわれています。
●抗菌・抗酸化作用で代謝を改善
独活(うど)にはアクがありますが、このアクには「クロロゲン酸」が含まれており、
この成分は、抗菌作用・抗酸化作用があり体の代謝をスムーズにします。
これからが旬な山菜です。
春の養生食の一つとして食べてみましょう。
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【はりきゅう和み座】
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