夏を乗り切る「緑豆」の効果
夏を乗り切る「緑豆」の効果
日本では春雨やもやしの材料として利用さる『緑豆』
この時期、老若男女を問わず、現地で猛暑&夏バテ対策として、おすすめできる食材です。
東洋医学では、『緑豆』は体内にある熱を冷ます効能があると考えられており、
暑い時期に夏バテ対策として古来より活用されてきています。
韓国では「チジミ」の材料に使われ、中国では「お粥(緑豆粥)やスープ(緑豆湯)」として食され、
タピオカで人気の台湾では「緑豆沙」(緑豆からつくられる餡)にミルクを混ぜた
「緑豆沙牛奶(リュードウニョウナイ)」という飲み物でも人気があります。
●緑豆の効果
緑豆(りょくとう)とは、モヤシやはるさめの原料であり、
日本語名「八重生」(ヤエナリ)。リョクズ。ブンドウ。をいいます。
大きさは小豆くらい、色は緑色です。
漢方生薬としての『緑豆』は、解毒・解熱・消炎・吐き気止め・血糖値の上昇抑制・
利尿・美容効果・精神の安定などに効果があるとされ治療に用いられます。
中国の古代医学書である「本草綱目」には
「高脂血症、耳下腺炎、日射病、毒物中毒の解毒作用、抗菌作用、
頭痛改善、利尿作用による水腫れの改善、胃腸の働きを促進、
唇の出来物や傷、歯茎のむくみの改善」
に有効と記されています。
緑豆は、伝染病を治すとされ生薬書物には、
「腫れを消し、痘(熱性の伝染病)を治すし、熱を解き毒を治す。
気を益し、腸胃を補い、経脈を通じ、常食しても害にはならない」
と記しています。
特に、夏風邪への効果は有効で、解熱と解毒作用の効果を発揮するとされています。
「緑豆」の効果は、解毒、抗菌、解熱効果が言われており、蒸し暑さがのこる晩夏には最適な食材です。
韓国ドラマ『宮廷女官チャングムの誓い』でも「緑豆」は何度かでてきます。
第一話でも、チャングムの母親が毒殺されかけた時に「緑豆」で解毒し助かる場面などもありました。
ドラマの中では、何度か解毒の効果があるということで使われる場面がありました。
●緑豆を使った料理レシピ
【ハトムギと緑豆のサラダ】