足の養生
2019.5.6.1
日用養生訓 7-2
現代に活かす「養生訓」の教え
『足の養生』
寝る前の養生習慣として、
・「足を洗い、清潔にすること」
・「足裏(心)をほぐして、一日の心と身体の疲れを癒しなさい。」
という内容でした。
本日は、「散歩」について書きます。
「散歩」は健康にとって重要な運動であることはご存じでしょう。
益軒先生は、散歩(運動)についてこのようにいわれています。
「毎日少しずつ労働(運動)するのがよい。長く坐っていてはいけない。
食後の散歩は必要で、庭の中を数百歩静かに歩くだけでよい。
雨の日には、室内を幾度も歩くがよい。
こうして日々朝晩運動すれば、・・・飲食はすすみ血気の滞りなくて病なし。
軽い運動をすれば、痛い思いをせずして楽に健康を保持することができる。」
「身体は、少しづつゆっくり動いているほうがよく、
胃腸の健康と気血のめぐりが良くなる決して、長く座ったり、寝ていてはいけない。」
ということですね。
そして、このようにも言われています。
「ひとの心は、つねに平静でなければならない。
それに反して身体はいつも動かしているほうがよい。
終日、安坐していると病気になりやすい。
長いあいだ立ったり、長時間歩いたりすることよりは、
長時間寝ていたり、坐っているほうが、大いに害になるものだ。」
ココロは「平静」であれ、カラダは「活動」しなさい。
という事だと思います。
東洋医学の古典にも同じ内容のことが書かれています。
『千金方』
「食しおはるごとに、手をもって面をすり腹をなで、津液(唾液)を通流すべし。
行歩すること、数百歩すべし。飲食して即臥すれば、百病生ず。
飲食して仰のきに臥せば、気痞(気の病い)となる」
意訳:
「食後は、手で顔、腹、胸を撫でおろし、唾液をしっかり分泌させ食べ物を消化させなさい。
そして、食後は軽く歩き飲食を停滞させないようにしなさい。
食後にすぐに横になったりすると病の原因となる。」
という意味になります。
「散歩」は、血液の循環を促進するという効果だけでなく、
胃腸を強化し、飲食物をスムーズに消化・吸収・排泄させる効果もある。
そして、体内に食毒(不消化物)を停滞させず病気の予防になる。
ということです。