逆子のお灸 安産の灸
逆子のお灸
『逆子』とは、子宮の中で赤ちゃんの頭が上で、おしりや足が下になっている状態をいいます。
およそ20%が一度は『逆子』の状態になるそうです。
およそ、28週~31週までには正しい体勢に戻ることが多いと言われます。
しかし、妊娠30周前後で子宮内での胎児の位置が、
正常位置(骨盤内に頭が向かう位置)でないものは、
骨盤位と言われ、通称「逆子」といわれています。
骨盤位のままでの自然分娩は、胎児はおしりから産道を通ることになり、、
首が引っかかって頭が出なくなることで胎児にとっても危険な状態となるために、
帝王切開での出産となることがほとんどです。
産科では、胎児を正常位置へ戻すために、
「逆子体操の指導」や「外回転術」(お腹に直接手を当て回転させる方法)を行うこともあります。
これらは、必ず産科での指導のもとに行うようにしなければなりません。
無理なやり方があった場合は、破水や予期せぬ出産になる場合もあります。
伝統的『灸法』による“逆子治療”
古来より東洋医学では「逆子」の治療に“灸法”が行われてきました。
中でも有名なツボに“至陰”(しいん)というツボがあります。
このツボに艾(もぐさ)でお灸をするという方法を行うのです。
お灸法は、「逆子の灸」の“至陰”だけでなく、
「安産の灸」の“三陰交”(さんいんこう)というツボも有名です。
逆子や難産のお灸の話をする時に必ず思い出すのは、
家内が出産2日後の同室だった妊婦さんへ行ったお灸のことです。
出産2日目で本人も大変な時に、同室の妊婦さんが微弱陣痛で苦しんでおられた時に、
お灸をしてさしあげ、その後無事に出産されたということを思い出します。
家内も鍼灸師ですので、知識があったこともありますが、
苦しんでおられる状態をみてほっておけなかったんでしょうね。
本当に無事に生まれてくれてよかったです。
当院でも逆子の相談は多く、この“至陰”のお灸を行います。
艾での灸法(米粒よりも少し小さいくらいの大きさ)
逆子の灸(至陰のツボ)
“逆子”でお困りの方はご相談ください。
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【はりきゅう和み座】
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体調管理でお困りの事があればお気軽にご相談下さい。
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