秋バテに注意
月刊 和み座通信 第7号
●秋の養生
暦のうえでは、8月8日「立秋」を迎え秋になっています。
しかし、外気温は下がることなく暑い日がつづきます。
本格的に秋を感じれる日はもう少し先になるでしょう。
養生訓巻第六
「慎病・択医」より『秋の養生』の注意事項を紹介します。
これからの季節の過ごし方として参考にしてください。
『 秋は、七、八月の残暑もまた厳しく、
夏に開いた皮膚はそのままで、
肌のきめがまだ閉じていない。
皮膚の表面の気がまだ堅固でないのに、
秋風に吹かれると皮膚は障害を受けやすい。
用心し、涼風に当たりすぎないように心がけねばならない。
病人は、八月になり残暑も去ってから、
所々に灸をして風邪を予防し、
陽を助けて痰咳の病を免れるようにするとよい。』
これからの時期の風邪の予防(咳風邪の予防)には「
梨」がオススメです。
【梨】①
https://harikyunagomiza.com/shinan/syokumotu/20190813-1924/
【梨】②
https://harikyunagomiza.com/shinan/syokumotu/20190813-1930/
をお読みください。
●身体のバテ症状
夏から秋にかけての時期は夏の疲れもあり、体調を崩しやすくなります。
夏は体力低下や食欲不振など、夏バテ症状に悩んだ人も多いだろうと思います。
ところが、涼しくなってもなかなか体調が戻らない、
それどころか、夏よりもひどくなっていると訴える人が増えるのです。
それを「秋バテ(残暑ばて)」といいます。
夏から秋にかけて起きるバテは、大きく3つに分けられます。
■第一は、「夏バテ」です。
暑くなり始める5~6月あたりから、食欲が落ちたり、動くのがおっくうになったりするバテです。
■第二は、「夏真バテ」です。
冷房に長くあたることで野外と室内の温度差に自律神経が不調を来たし、
体の恒常性に乱れが生じ感じるようになります。ま
た、暑さをしのぐ為に冷たいものを飲食するうちに、胃腸も弱ってしまい生じます。
■第三は、「残暑バテ“秋バテ”」です。
暑さが落ち着く9月後半~11月に出るのが“残暑バテ”“秋バテ”です。
これは「夏バテ後遺症」とも言えるもので、身体のバテの中で最も深刻なバテ症状です。
体力に自信がある人が夏に夜遊び、暴飲暴食、レジャーなどで体に負担をかけ、
薄着のままで過ごして胃腸の疲れや冷えを招き、無理が蓄積されて秋に症状が出るのです。
特に、子供は敏感ですので、、夏の終りから二学期で学校を始まるころに発熱や食欲が低下したり、
学校に行くのを嫌がったりと不定愁訴症状をだします。
この頃でる発熱を古来では【瘧・瘧病】わらはやみ ・おこり病と呼ばれました。
その予防に関西地方では『冷やし飴』という飲み物を夏の間に飲ませることで予防をしていました。
“残暑バテ”“秋バテ”は、気圧の変化も影響していますので、
秋に台風や低気圧が近づくと、空気中の酸素濃度は薄くなり自律神経のバランスが崩れ、
大人では頭痛・めまい・耳鳴り・肩こり・倦怠感・不眠症・気分障害などを感じるようになります。
まず、毎日の生活習慣を見直し改善していくことが大切です。
●「残暑バテ対策」
■睡眠環境を整える!
睡眠時間を毎日6~8時間ほど確保し、しっかりと眠るようにしましょう。
暑くて寝苦しい場合は、我慢しないでエアコンの活用しましょう。
快適に眠るためには「温度26~28℃、湿度50%以下」が良いといわれています。
■適度に運動する!
体温の低下は自律神経の乱れを招きます。
ストレッチや30分程度の散歩など、軽めの運動を日常に取り入れるようにしましょう。
ウォーキングやジョギングを行う場合は、暑い時間帯は避け、しっかりと水分を補給してくださいね。
■食生活を整える!
暑い夏の間は、冷たい食べ物や飲み物が多くなります。
お腹を冷やし胃腸に負担をかけた人は、温かいスープや味噌汁を飲むようにしましょう。
秋に入ると旬の野菜も豊富にでてきます。
さんま、松茸、さつまいも、栗、かぼちゃ、果物では、ぶどう、柿、梨など
ビタミン・ミネラル類豊富な食材で疲れを取りましょう。
また、疲れを強く感じたときにはレモンや酢の物、梅干しなど
疲労回復を助けるクエン酸を豊富に含む食材を食べるのも良いでしょう。