第三号 ② 「本当は怖い眼精疲労」
2019年 月刊 和み座通信 第三号 ②
「本当は怖い眼精疲労」
朝起きてから眠るまで活動している眼。
眼を酷使すると、ボヤけたりかすんで見えたり、ほかにも眼が重い、眼の充血、眼が乾燥しているなど、
眼のトラブルは多くの方が経験していると思います。
●眼精疲労とは
眼精疲労とは、視作業(眼を使う仕事)を続けることにより、眼痛・眼のかすみ・まぶしさ・充血などの目の症状や、
頭痛・肩こり・吐き気などの全身症状が出現し、休息や睡眠をとっても十分に回復しえない状態をいいます。
●疲れ眼と眼精疲労の違い
「眼が疲れる」「眼が痛い・重い」症状がでたときに、休憩したり、眠ったりして症状が治る場合は『疲れ眼』です。
しかし、休息しても疲れ眼が改善せず、頭痛・肩こり・吐き気などその症状が続くようでしたら『眼精疲労』の影響です。
●眼精疲労「ドライアイ」が原因?!
原因としては「目の使い過ぎ」「度の合わないメガネやコンクトレンズを使っている」
「老眼の進行」「目の病気」「ストレス」などがあげられます。
眼のまわりには、眼球やまぶたを動かす6本の「外眼筋(眼輪筋)」という筋肉があります。
この目の周囲の筋肉を使い過ぎると疲れ眼・眼精疲労につながり、
これが原因で首、肩などの筋肉や神経に負担をかけ、肩こりになる場合もあります。
また、近年「ドライアイ」で悩まれている人は、日本に2200万人、世界に10億人と推定されています。
眼精疲労、眼痛、頭痛、自覚視力の低下、肩こりなどは、生活の質を低下させる要因として考えられています。
●そのカラダの疲れ、原因は“眼精疲労”
…かも頭痛、肩コリ、イライラ
眼精疲労は目の疲れを原因にした不調です。
目を酷使し続けるとピントを合わせる役割の毛様体筋がこわばり、眼球を動かす外眼筋も硬直します。
次第に顔の表情筋の緊張とも連動しています。
また、眼と脳は連動している為「脳疲労」の蓄積となり、不眠や気分障害などを発症する場合もあります。
脳疲労は全身へと影響し、慢性の倦怠感・ホルモンバランスの乱れ・自律神経の乱れとなり体調の不調となります。
次号 2019年「月刊・和み座通信」 第三号③
「眼精疲労」を自己分析