2019年 第一号 ②
●「味噌汁」を飲まなくなった日本人
日本経済新聞 2019年2月22日の掲載にある調査結果があげられています。
調査では、
「朝食を毎日取っている」と答えた人は全体の69.2%
「朝食自体とらない」という人は全体の6%という解答がありました。
また、朝食は「パン派」が44%、「ごはん派」が39% と結果がでたようです。
男女で比較すると、男性は「パン派」「ごはん派」がだいたい半々なのに対し、
女性は「パン派」が48%に対し、「ごはん派」が32%と「パン派」が圧倒的に多いようです。
女性の方が、朝パンを食べているようです。
戦後に日本の食生活は大きく変化してきました。
1950年代後半から1960年代に、
政府が「コメと野菜では日本人の身体は強くならない」と「食の洋風化」を奨励したことも影響している。
また、「朝から作る時間がない」「だしをとるのが面倒」といった理由も、朝に「味噌汁と米」を食べなくなった理由の一つ。
今こそ「伝統食の復権」が大切だと思います。
「伝統食の復権」とは、私の尊敬する島田彰夫先生の著書「伝統食の復権―栄養素信仰の呪縛を解く」から使わせていただきました。