“クーラー病”を予防する。
●これからの時期の“クーラー病”を予防する。
先週からつづく猛暑。
国内観測史上初めて6月に40度超の最高気温が観測されました。
6月27日には、関東、東海地方、九州地方の梅雨明けが発表されました。
近畿地方はまだですが、週間天気からするとすぐに梅雨が開けると思います。
梅雨が明け、本格的な夏を迎える季節になりますが、
連日の猛暑に不安を覚える人も多いことだと思います。
“熱中症”“脱水症状の予防”にはエアコンでの室温コントロールは必須です。
しかし、室内仕事で長時間、エアコンでの冷房にあたることで体調を崩してしまうということもあります。
このような状態を一般的に“クーラー病”ともいわれます。
クーラー病とは、室内と室外の温度差により、
自律神経のバランスが乱れることで引き起こされる体調不良を指します。
自律神経は内臓や血管の働きをコントロールする神経で、
体温調節や発汗などの機能を担当しています。
しかし、体温を調節できるのはおよそ5℃前後の範囲だそうです。
最近は気温が34度~36度の猛暑日です。
外の気温が高いときに室温26℃の部屋を出たり入ったりすると、
自律神経が乱れるのです。
【自律神経が乱れと関係のある症状】
食欲不振
むくみ
発熱
不眠
下痢や便秘、腹痛
肩や首の痛み
手足の冷えや寒気
疲労感、だるさ
腰痛や神経痛
頻尿
鼻炎や喉の痛み
生理痛や生理不順
これらの症状は、過度な冷房の使用中に現れる場合は、
クーラー病にかかっている可能性があると考えられます。
自律神経は内臓や血管の働きをコントロールする神経で、
体温調節や発汗などの機能を担当しています。
しかし、体温を調節できるのはおよそ5℃前後の範囲といわれています。
例えば、外の気温が34℃のときに室温26℃の部屋を出たり入ったりすると、
自律神経がうまくはたらけないということになります。
クーラー病の8つの対策
- エアコンの設定温度を26℃前後にする
人が室内で快適に過ごせる温度や湿度は、一般的に、夏場は温度が25~28度で湿度は45~60% とされています。
- エアコンの風向きに注意
エアコンの風向きは上向きにして、サーキュレーターや扇風機を使って風を循環させることで効率よくコントロールしましょう。エアコンの風が直接あたる場所での仕事はひかえましょう。
- 体温調整のできる服装
仕事場の場合は、肩から一枚かけるようなショールがあるといいでしょう。
女性は膝を冷やさないように膝に毛布などを用意するのもいいでしょう。
- 冷たい飲食を取りすぎない
冷たい食べ物が多くなると胃腸の働きが低下してしまい体力が低下することになります。
結果、倦怠感や腹痛、腰痛、風邪など体調を崩すことになります。
- 入浴の際は湯船に浸かる
暑い中帰宅して、又熱い湯舟に浸かるのも不快かもわかりません。
しかし、5分でいいので湯舟に浸かるとリラックスでき、自律神経も調いますのでできるだけ湯舟に浸かるようにしてみましょう。
- 十分な睡眠時間をとる。
快適な室温に調え休めるようにしましょう。
また、扇風機の風を直接あたるようにしないことなど注意しましょう。
- 運動で血行を促進する
運動をすることで筋肉をほぐし、血流の改善につながります。
30分ほどの散歩がいいのですが、入眠前のストレッチなどでも効果があります。
- 無理せず休息をとる
自分が無理をしているかどうかが、わかりにくい人がおられます。
気分が晴れやかで、軽く笑顔もあれば問題ありません。
しかし、気分も優れず、俯きぎみで、笑うことも少なくなっていれば要注意です。