西宮市 はりきゅう和み座 『東洋医学で観る“鬼滅の刃”』肆ー②
『東洋医学で観る“鬼滅の刃” 肆』1面-②
月光浴”のススメ
月光の神秘と作用
人間の免疫力を高める効果があるものに、
「日光浴・月光浴・森林浴・海水浴・温泉浴」の五つがあると言われています。
今回は月がテーマですので、「月光」について書きます。
月の光は、心と体を癒し静めてくれるといわれます。
仕事でイライラすることがあったり、興奮しすぎて眠れない時などは、
夜空を見上げて、そこに静かにたたずむ月の光を浴びましょう。
月の光が心と体を静めて、穏やかな心を取り戻させてくれます。
月の形は日によって違うので、それを眺めることも
楽しみのひとつになります。
月の見え方による呼び名もさまざまです。
寂しげにみえる月を「孤月」(こげつ)。
光の淡い月を「淡月」(たんげつ)。
青く輝く月を「青月」(せいげつ)。
清く澄んだ月を「明月」(めいげつ)
などと呼びます。
月の名前にも風情を感じますね。
月の満ち欠けを楽しむことで、心にも余裕が生まれてきます。
月光浴は、3分間で充分な効果が得られると言われています。
寒い日は室内から楽しみましょう。
●「月光」の神秘
動物は新月や満月の時に、生殖活動を行う事が多いといいます。
例えば、サンゴは満月のころに一斉に産卵します。
南カリフォルニアの浜辺では、春から夏の新月と満月の夜、
グラニオンという魚(イワシの一種)が一斉に産卵のため砂浜に上がってきます。
ウミガメやウニ、ナマコなども満月の頃に産卵すると言われている生物です。
牡蠣は、満月の日に殻を開くと言われています。
このことをアメリカのフランク・ブラウン博士という方が
牡蠣を使って実験を行っています。
実験の結果「牡蠣は潮の満ち引きによって殻を開いているのでなく、
月の引力と生体リズムが自然と合わさることで殻を開いているのだ」
といわれています。
月の光と太陽の光では、光の浸透率に大きな差があるそうです。
太陽の光は海の中に150m程入るらしいのですが、
月の光はその10倍の1500m入るそうです。
この月光の浸透率が、体内深くに浸透し作用することで
特に女性はお肌の変化として認識できるのではないでしょうか。
古くはクレオパトラの時代から「月光浴は最高の美人薬」といわれるのだと思います。
上弦の月から満月に向かう時期は、
「吸収力」「補給力」「摂取力」が増す時ですので、
失った精気(元気の源)を十分に吸収し、
心と身体を充実さるのにいいタイミングです。
夜でも煌々と明かりが灯っている現代の生活では、
なかなか自然のサイクルや月のリズムを感じにくくなっています。
意識的に月のリズムによりそう暮らしをしていくことで、
人のからだも徐々に自然との調和が出来てくるのではないでしょうか?。
2021年の満月日です。
来年度のカレンダーに記しておくのもいいでしょう。
●2021年〈満月の日付〉
2021年1月29日(金)
2021年2月27日(土)
2021年3月29日(月)
2021年4月27日(火)
2021年5月26日(水)
2021年6月25日(金)
2021年7月24日(土)
2021年8月22日(日)
2021年9月21日(火)
2021年10月20日(水)
2021年11月19日(金)
2021年12月19日(日)