西宮市 はりきゅう和み座 『東洋医学で観る“鬼滅の刃”』参ー③

『東洋医学で観る“鬼滅の刃” 参』1面-③

 

●近江聖人「中江藤樹」に学ぶ生き方指南

 

「楽しみも また苦しみも  外ならず  

 只一念の 地ごく極らく」

          「中江藤樹(なかえとうじゅ)」先生の語

 

意訳:

苦しみとわざわいとは、

だれもが忌避するところであり、

楽しみと幸福とは、

だれもが好んで願望するところであるけれども、

自分の心によって

苦楽・禍福をつくりだしている

道理を知らないでいる。

 

 

この道歌は、中江藤樹の歌です。

中江藤樹(なかえとうじゅ)は、近江国(滋賀県)出身の江戸時代初期の陽明学者。

「近江聖人」と称えられた人です。

 

藤樹書院に集まってくる人々と共に、

人間として大切な道を学び、

その道を実行し、近江聖人とたたえられました。

 

中江藤樹が示す道をいくつかご紹介します。

 

 

●致良知(ちりょうち)

「人は、だれでも「良知」という美しい心を持って生まれています。

この美しい心は、だれとでも仲よく親しみ合い、尊敬し合い認め合う心です。

ところが人々は、次第に醜い多くの欲望が起きて、

つい良知を曇らせてしまいます。

 

私たちは、自分の醜い欲望に打ち克って、

良知を鏡のように磨き、

その良知に従い、行いを正しくするよう、

日々努力することが大切です。」

 

 

 

●知行合一(ちこうごういつ)

「人々は、学ぶことによって、

人として行わなければいけない道を知ることができます。

しかし、学んだだけで、それを行わなければ、

ほんとうに知ったことにはなりません。

物事をよく理解し、実行してこそはじめて知ったことになります。」

 

 

 

●五事を正す

「五事とは「貌、言、視、聴、思」(ぼう・げん・し・ちょう・し)を言い、

それを正すとは、なごやかな顔つきをし、

思いやりのあることばで話しかけ、

澄んだ目でものごとを見つめ、

耳を傾けて人の話を聴き、

真心(まごころ)をこめて相手のことを思うことです。

ふだんの生活やまわりの人々とのまじわりの中で、

自ら五事を正すことが、すなわち良知をみがき、

良知に到る大切な道です。」

 

 

 

《和み座ヒソヒソ噂話》

私の好きな言葉に、「敬天愛人」(けいてんあいじん)があります。

この言葉を知ったのは、

京セラ創業者であられます

稲盛和夫さんの著書「生き方」を読んで知りました。

生き方|絵本ナビ : 稲盛和夫 みんなの声・通販

 

稲盛さんは、西郷隆盛が好んだ言葉

「敬天愛人」を京セラの社是とし、経営の指針として

西郷の教えをまとめた「南洲翁遺訓」をいつも読んでおられたとのことです。

 

西郷南洲遺訓 第24条

「天を敬い、人を愛す」

道というものは、天地自然のものであり、

人はこれにのっとって生きるべきものである。

ゆえに人は、何よりもまず、天を敬うことを

生きる上での目的としなければならない。

 

天は、他人も自分も平等に扱い愛してくださる。

それと同じく、自分を愛する心をもって

他人を愛することが大事である。

 

 

 

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【はりきゅう和み座】

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    0798-31-7324

https://harikyunagomiza.com/

 

「はりきゅう和み座」は、

西宮市にある東洋医学専門の治療院です。

「虹膜診断」を用いて、症状と原因を把握し施術します。

腰痛、頭痛、耳鳴り、めまい、肩こり、アトピー、

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