西宮市 はりきゅう和み座 『東洋医学で観る“鬼滅の刃”』弐ー⑥
『東洋医学で観る“鬼滅の刃” 弐』2面-6
「十二鬼月」とは、鬼舞辻無惨(きむつじむざん)が束ねる、
十二体の鬼の精鋭部隊をいいます。
十二鬼月は、上弦と下弦に分かれ、
上弦の鬼は下弦の鬼より強く、上弦・下弦の中でも
壱(いち)、弐(に)、参(さん)、肆(し)、伍(ご)、陸(ろく)
とランク分けされており、壱が一番強い鬼という設定です。
鬼舞辻無惨という鬼が、ラスボスなのですが、
全員で十三人ということになります。
この設定にも、なるほどと感心します。
古来より鍼術には“十三鬼穴”という経穴(つぼ)があります。
通常の経穴の名前の他に裏名(別名)がつけられており、
秘伝(秘密)とされてきた経穴です。
作者はこのことも知っていて、
この人数に設定したのかと思ってしまうほどです。
さて、この“十三鬼穴”を使う状態というのは
どのような状態になった時に
治療で使われていたのかというと、
昔にいわれた「憑依」や「狐憑き」といわれる状態に使用されてきたようです。
身体がどのような状態になるかを少し調べてみたところ、
このようにありました。
「狐に憑かれると理性で感情をコントロールが難しくなり、
些細な事で激昂したり、泣き叫んだりする奇行が見られるようになる。
場合によっては人に暴力を振るったり、
物を破壊したりと周囲にまで影響が及ぶ。
また、まったく掃除をせずゴミ屋敷のようになる、
身なりにも、まったく気を遣わなくなり、
入浴しない、体臭を気にしない等の症状が見られる」
と書いているものがあります。
現代医学では脳の異常や精神医学の分野として扱われている状態を示します。
東洋医学がこのような状態をも
「治療ができる」ということをお伝えしたいのではなく、
前号でも書きましたが、
自分の中にある煩悩=鬼を捉えていなければ、
その煩悩が増大すれば、
自家中毒をおこし自分で自分を苦しめてしまうのです。
日頃から自分の中にある鬼(煩悩)を滅殺し、
菩薩の心であれるように浄化することが大切です。
前号に書きました「呼吸法」は、
単に肉体の健康のみを目的にしたものではありません。
呼吸を調え、心と魂を曇らぬように磨くのです。
《和み座ヒソヒソ噂話》
作品ででてくる「数字漢字」がとても難しいですね。
これは、「大字」というようです。
大字での数字は、
壱・弐・参・肆・伍・陸・漆・捌・玖・拾
一・二・三・四・五・六・七・八・九・十
お金や重要書類など信用に関わる数字は
改竄防止として大字が用いられています。
お札の諭吉さんの一も壱ですね。
●「脚下照顧」(きゃっかしょうこ)
好きな言葉に「脚下照顧」(きゃっかしょうこ)
これは、禅の言葉でもあります。
意味は、
身近なことに十分気をつけるべきだということ。
また、自分のことをよく反省すべきだということ。
です。
また、「履物をそろえなさい」という意味もあり、
しかし、履物の脱ぎ方にその人の精神状態が表れることから、
脱いだ履物に心を留めて整える行為やそのものが、
自分の心を見つめる。
という意味があるそうです。
長野県の円福寺の藤本幸邦住職のことばをご紹介します。
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【はりきゅう和み座】
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「虹膜診断」を用いて、症状と原因を把握し施術します。
腰痛、頭痛、耳鳴り、めまい、肩こり、アトピー、
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