西宮市 はりきゅう和み座 『東洋医学で観る“鬼滅の刃”』弐ー①
『東洋医学で観る“鬼滅の刃” 弐』1面-1
伝統文化に使われる“香り”
“香り”の身体への作用
『鬼滅の刃』では主人公の所属する鬼殺隊と鬼との闘いがあります。
その中で「鬼の弱点」ともいえるものに「太陽光」があります。
これは鬼殺隊の所有する刀“日輪刀”にも象徴されています。
(日輪とは太陽に薄い雲がかかった際にその周囲に光の輪が現れる現象のこと。)
古来より日本人の生活の中には鬼を寄せ付けない為の知恵が用いられます。
鬼が嫌いなものを用いて邪鬼払いをするのですが、
一般的によく知られているのは、
桃、柳、日の出、豆、菖蒲、柊(ヒイラギ)、イワシ などです。
柊鰯(ひいらぎいわし)は、節分に魔除け(鬼除け)として使われのでご存じだと思います。
柊の小枝に焼いた鰯の頭を刺して、門口に挿したものがそれにあたります。
柊の葉の棘(とげ)が、鬼の目を刺すので門口から鬼が入れず、
また、塩鰯を焼く臭気と煙で鬼が近寄らないと言う意味で使われています。
「桃」はというと、鬼の征伐に向かう「桃太郎」が思い浮かびます。
中国の史書『春秋左氏伝(しゅんじゅうさしでん)』に
「桃の実は邪気を払う」との思想があります。
「桃は五木の精なり。故に邪気を圧伏し、百鬼を制す」(『典術』)。
桃は、中国では「仙果」と信じられており、
「五木」とは桃・梅・柳・桑・杉のことを指します。
これら「五木」の王者が「桃の木」。
このような理由から邪気を払う力として「桃」が言われているようです。
また、主人公竈門炭治郎(かまどたんじろう)が、
鬼を討伐する組織[鬼殺隊]へ入門するため、修行を終え最終選抜へ向かいます。
その最終選抜場所には、ふもとから中腹にかけは『藤の花』が咲いており、鬼が山から下りてくることができずに閉じ込められた、所謂「結界」をはられた状態になっているとう場面があります。
*結界とは:一般的には神社仏閣における聖なる場所と、俗なる場所とを分ける境目のことです。
鬼たちはこの『藤の花』が苦手としているという設定ですが、
実際に藤の花には毒があるというは事実で、食べ過ぎると吐き気、下痢、めまい、胃痛などを起こすことがあるとされています。また種子や樹皮には、特に中毒を起こしやすい毒性成分があると言われています。
《和み座ヒソヒソ噂話》
日本で80年代の香港や台湾の映画で有名になった映画に
「霊幻道士」や「幽幻道士」というものがあります。
そう「キョンシー」です。
この「キョンシー」の苦手なものの中に「桃木剣」というのがありました。
他にも弱点は「お札・もち米・墨を染み込ませた糸・八卦鏡」などがあります。
キョンシーにも階級があり、
階級が上がるほど強く強力な術を使えるようになります。
「十二鬼月」の上弦下弦の鬼の設定と似てますね。
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